手にとるようにユング心理学がわかる本
◆手にとるようにユング心理学がわかる本
かんき出版 長尾剛
Amazonのレビューでも評価が高いこの1冊。
対人関係の悩みを、自分の“内側”から解決するための
足掛かりを作るのに役立つ内容です。
どうすれば心の病を克服できるのか。
よく見る夢は何を教えてくれるのか。
自分の性格はどんなタイプに当てはまるのか。
どうしてあの人とうまく付き合えないのか…。
日常生活の中で私たちを悩ませる様々な疑問に
分かりやすく答えてくれます。
コンプレックスや夢分析、誰もが持っている二面性など、
素人にはちょっと理解しにくいマニアックなところがユング心理学の特徴。
ですが、わかりやすいイラスト&わかりやすい語り言葉で解説する本書なら、
心理学の知識がない方でもすんなりとユングの理論を理解できるハズ。
Amazonのレビューでも、
「これまでのユング本のなかでいちばんわかりやすい」
「“難解”というユング心理学の先入観を覆してくれる」
…と絶賛されています。
ユング心理学入門者にぜひ手に取っていただきたい一冊ですね^^
ユング心理学入門
◆ユング心理学入門
培風館 河合隼雄
ユング心理学の権威といえば、やっぱり河合隼雄先生でしょう!
そんな河合先生による、ユング心理学ビギナーに向けた入門書がコチラ。
時代を超えて多くの人を魅了してやまないユング心理学の本質について、
一からじっくり学べる“教科書”的な一冊です。
Amazonでは様々なユング関連本を扱っていますが、
入門書としてはコチラがダントツオススメですね◎
遊び心やユーモアのテイストは抑え気味で、
あくまでも“教科書”という表現がピッタリの中身ですので
エンタメ感覚でユング本を探している方にとっては
「真面目過ぎる」かもしれませんが。
…とはいえ、ちょっと怪しくてわかりにくいという
イメージのユング理論を、実際の臨床ケースをおりまぜた形で
非常にわかりやすくまとめてあります。
フロイトやアドラー、ロジャーズなどの学派との違いついても
触れられていますので、心理学入門者にとっても優しい内容。
心理学(特に、臨床心理学)の全体像を把握するには
申し分ない一冊です。
実際、大学のゼミでこの本を教科書として
使っているところもあるようですね。
これ一冊あれば、
ユング心理学の基礎的な理論や用語の再認識には十分です。
著者の河合先生はすでに逝去されていますが、
代表作を挙げるとするなら
おそらくそのラインナップの中には必ず本書が含まれるでしょう。
臨床ユング心理学入門
◆臨床ユング心理学入門
PHP新書 山中 康裕
Amazonで書籍の検索をしてみて、ちょっと意外だったのですが、
ユングに関する本って結構たくさん取り扱いがあるんですね。
それだけ、ニーズが多いことの表れ。
ユング心理学が、時代を超えて
現代社会にも強く求められているということなのでしょう。
ユング心理学の入門書の品ぞろえが豊富なAmazonですが、
中でもこちらは、ユングが提唱した「無意識」を理解する上で
非常に“使える”一冊です。
私たちの考え方や行動は、
この“無意識”による多大な影響を受けているわけですが、
本書を読むと、意識と無意識の間の“ギャップ”に苦しむことが
どれだけ精神に深刻な影響を与えるかを痛感させられます。
無意識・夢・自己実現など、
ユング心理学の基礎とも言える理論について
著者の臨床経験を通して語られているので、非常に実践的!
実際に治療効果があった実例も含めて紹介されていますので、
説得力があります。
これを読めば、ともすれば
どこか遠い世界のことのように感じられがちな
「精神分析」というものが、
今までよりもずっと身近な物として感じられるハズ!